マスクとフェイスシールド

名古屋伏見の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。

 

先日、2人の患者さんが幅広の形の素敵なマスクを作って持ってきて下さいました。

皆さん何て器用なんでしょう。

 

また別の患者さんが、布マスクにポケットを作って保冷剤を入れたら本当に快適よーと教えてくださったので、頂いたマスクにポケットを作ってみました。

確かに、保冷剤を少し解凍して入れると暑い日はとても気持ちが良いです。

 

今年の夏はコロナの予防もしなくてはいけないですし、熱中症も恐いので皆さん工夫をされていますね。

 

熱中症に関しては、マスクは常時しなくてはいけない、と考える生真面目な方は要注意です。

 

例えば人のいない場所で暑い日に散歩をする場合などはマスクを外しても良いと思います。

自分の体調に留意して、臨機応変にマスクを付けたり外したりして下さい。

 

医療用のマスクは一時期全く手に入らず、あちこちに電話して大変でした。

地元の衛生材料を扱う会社の社長さんが特別にピンクのマスクを販売して下さり、最近はスタッフ全員でピンクのマスクをつけています。

 

ピンクのマスクは可愛いし、顔色も良く見えるので私はとても気に入っています。

 

最近は、診察時に私も患者さんもマスク着用になりましたが、皮膚科医としては少し困ることもあります。

 

私は昔から職業柄、診察の時にお話を聞きながら、大体目の下の頬の辺りの皮膚を見ています。

 

人の名前は全く覚えられないのですが、その方の以前の皮膚の状態だけは明確に覚えています。

 

例えば見せて頂くのが手足だとしても、患者さんの頬の皮膚の肌の艶や色を見て、現在の体調、患者さんの体質などを推し量る事ができますし、何度も診察をしていると以前との比較によってより多くの情報が得られます。

 

病院には体力の落ちている患者さんがみえるので、全員マスク着用を呼びかけていますが、診察でお顔の皮膚が見られないのは少し残念です。

 

一方でマスクにより肌荒れ、ニキビが増えたので、顔を見せるために一瞬だけマスクを外される方が多いのですが、最近はその時に私が接近して診察できるように、フェイスシールドをするようにしています。

 

フェイスシールドは3月頃からANA式フェイスシールドやオリジナル品を手作りしてスタッフにも配っていました。

でも、余程私の顔が潰れておかしかったんでしょうね。

診察室に入るなり、大変だねーとのけぞるか、アハハ、とお腹を抱えて笑う患者さんが続出。

 

ゴムを探す私を見かねた長者町の繊維会社の社長さんが、仕入れたフェイスシールドをくださいました。

4月は新型コロナウイルスを恐れていた時期でとても助かり、しばらく私はそれをつけて診察していました。

 

 

その後、国産の既製品が増えてきたので、三重県松阪市の自動車部品を主に作っていらっしゃるオクムラさんのフェイスシールドを購入してみました。

 

このフェイスシールドは軽く、上に空気の通り道があるので長時間診察をしていても曇ることがなく、洗えて重宝しております。

 

患者さんからもよくどこで購入したのかと聞かれますが、このフェイスシールドは現在楽天から購入できるようです。

 

 

夏になり(私は普段からマスクの中に1枚ラボタオルを入れて二重にしていますので)そこにフェイスシールドをするとかなり暑いです。

 

でも私がフェイスシールドをした方が患者さんに安心感が与えられると思うので、皆様、皮膚科医としてこの外見はどうなんだろうと思ってもどうか驚かないでくださいね。

 

また、番号をお呼びする時に私としてはかなり大きい声でマイクに向かっていますが、聞こえにくい事があります。

お許しください。

 

 

一旦落ち着いていた新型コロナウイルス感染ですが、今は関東由来の波が少し愛知県にも来ています。

 

不安を煽る報道も多い中、ある番組で北海道の展示会でコロナに感染した患者さんが、感染者は悪者ではない、と笑顔で仕事に復帰され、周囲も温かく包み込んでいたのが印象的でした。

 

 

無症状ではコロナに気付きようがないですし、経済や日常を止めることもできないでしょう。

 

予防は忘れず自粛できる時はしながらも、感染症は誰にでも起こりうる、と認識して、感染者に優しい社会を形成できるといいですね。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL