今年のインフルエンザ予防接種

こんにちは。

名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。

 

ブログを見た友人から、肩大丈夫?とかコロナ大丈夫?とか様々な反応を頂いています。

 

この1ヶ月、とにかく忙しくてブログを書こうという意欲が湧きませんでした。

 

何が忙しかったかというと、インフルエンザの予防接種です。

 

私は皮膚科医ですが、冬場の内科の仕事は多岐に渡り、医師1人では回らないので10月からはできる限り内科のお手伝いをしています。

 

例年は10月末から予防接種が少しずつ増えてきて、11月の連休前後にピークを迎え、12月20日位までゆるゆる接種して年末の忙しさに突入しますが、今年は違いました。

 

国の通達で10月1日から高齢者が早目に接種する、出張企業も10月から接種する、長年接種をしない方も接種する、予防接種の人で溢れる、ワクチンが不足する・・・もう予防接種を一時的に中断するしかありませんでした。

 

今は外来が落ち着いたので、また再開し、ご予約なしに順調に接種できるようになりましたが、今年は最初から名古屋市と愛知県の発表が食い違い、本当に大変でした。

 

一見良さそうに見える政府の発表ですが、国が唐突に接種する順番や時期を発表した事で、多くの現場はかなり混乱したのではないでしょうか。

 

無料のために高齢者が殺到してワクチンがなくなり、65歳未満が地元での予防接種ができず、当院に来院されるケースも多く見られました。

 

予約制にしたけれども、そのためにトラブルが発生して本業以外で疲れてしまったという先生の報告もありました。

 

医療はその土地柄や病院によってかなり特徴が違うので、一律では対応できません。

 

予防接種は長く準備をしてきて非常に神経を使う仕事なので、急な制度変更は辛いなと思ってしまいます。

 

 

毎年、出張予防接種は大体医療事務1人、医師2人の3人で行きます。

 

今年度は6月から申し込みがあり、院内が密になるのを避けるため、20社以上出張して先週ようやく終了しました。

 

辛いことはあったけど、自分でもよく頑張ったなーと自宅に帰り5%のシードルを1杯飲んだら、頭の中がクラクラするほど酔ってしまい、しばらく起き上がれませんでした。

 

よく考えたらお酒は本当に久しぶりです。

元々お酒に弱いのですが、最近更に弱くなりました。

 

医師同士の集まりはどうしているのかと聞かれる事がありますが、時々食事会をしていた医師の友人達とは1年近く会っていません。

 

10月の第三波が来る前に同期の女医で集まろうかと話が出ましたが、皆で一日中悩んだ末に家族の勤務先に迷惑をかけるといけないという理由で集まる事をやめました。

 

もしも医師が集まって、陽性者が出た場合の影響は甚大なので、なかなかGo To Eatとはいきません。

 

医師同士の集まりが減れば、そういう席での意見交換はできず、視野も広がらず、より狭い範囲でストレスフルに仕事をすることになります。

 

看護師さんなど医療従事者の苦しみが最近やっと報道されてきていますが、特に入院を受け入れる病院の医療スタッフは新型コロナが蔓延すると、その重圧を背負うことになり、心休まる暇がありません。

 

慰労会や懇親会もないので、苦しみを吐き出す場所もないままに使命感で働き続けていたら、さすがに心折れてしまいますよね。

 

医療崩壊は迫っています。

 

分娩、手術、救急対応、今までできた事が普通にできますように、この冬は国民全体で御協力をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL