やけど

こんにちは。

名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。

今日は朝から大失敗です。
起きたらご飯が炊けていない。
昨夜炊き忘れていたのです。

どうしよう・・・
後20分で子供のお弁当を詰めなくてはいけません。
その前に朝ご飯が・・・

冷凍したパンや簡易式ご飯を温めながら大慌てでお弁当を作ります。
コロッケを揚げて野菜を炒めて魚を焼きお弁当を詰めようと思ったら手が滑り、買ったばかりのお弁当用アルミカップが棚から油の中に・・・
あっと思った瞬間、右腕に油が跳ねて服の上から受傷。

熱いし痛いので、すぐに服を脱ぎ流水で冷やしました。

でも子供が家を出る時間が迫っていたので、家族が家を出てから自分の手当てです。

今日はお昼に打ち合わせがあり、朝に夕食を作らなくてはいけない日でした。
どうやったら冷やしながら料理ができるかを考え、タオルで巻いた保冷剤を右腕に輪ゴムで固定しました。
40分程仕事をして、跡が残ると嫌だなーと思いながら伏見へ。

クリニックでは冷やした場所とは違う所がヒリヒリし始め、薬を塗りまた冷却しました。

やけどが指ではなかったので仕事はできたものの、夜もまだ痛かったです。
水疱(水ぶくれ)は1~2日遅れて出る事もあるので要注意です。

お恥ずかしい話ですが、私は年に数回朝ご飯を炊き忘れることがあります。
仕事柄やけどは注意していたのですが慌てるとだめですね。
しかも熱湯ではなく油です。
油は後からじわじわ痛んだり、跡がなかなか消えないので本当にめげました。

時々外来で患者さんからやけどはいつまで冷やした方が良いですか?と聞かれます。
皮膚科学会では15分~30分、指先や脚などは1時間を推奨しています。
やけどは冷やすことで症状の進行を抑えることができますし痛みもやわらぎます。

まず冷水、次にまだ痛い時はタオルで包んだ氷か保冷剤で冷やしますが、みるみる内に水疱になったり水疱が破れる時は早目に最寄りの病院に受診してください。

私はすぐに脱げる服だったので服を脱いでしまいましたが、もし衣服の上からやけどをした場合は、素早く服の上から流水で冷やすのが原則です。

冬になると40~55度の低温に長く接して生じる低温熱傷(低温やけど)もあります。
当院では酔っていてストーブの前で寝ていた、気付いたら湯たんぽでやけどをしていた、などお酒に絡むやけどが多いです。
低温熱傷は気付かない内に深いやけどになっていることもありますので、痛みがなくても赤みが引かない場合、白や黒に変色する場合は治療が必要です。

土地柄でしょうか、高温のやけどはヘアアイロン、コテによるものが圧倒的に多いです。
跡になりたくない女性の気持ちはとてもわかります。

皆様くれぐれもやけどにはご注意下さいね。

 

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