蛋白尿について

尿中に蛋白が検出された状態を言います。
通常、腎臓病、特に糸球体の障害が原因ですが、それ以外でも、激しい運動の後、発熱の後、起立した時などに、一過性に陽性になるこがあります。
このため、健診などで一回陽性だからといって、必ずしも腎臓病がある訳ではありません。
慌てず、まずは再検査して下さい。
この再検査の際は、風邪などで体調の悪い時は避け、走らず受診して下さい。
尿検査は、通常試験紙法で行います。
正常は(-)です。出ている蛋白の程度によって、±、1+、2+、3+、4+のような結果が出ます。この場合、例えば夏で汗が多い時や健診で絶食の時など飲水の影響を受けます。
従って、尿蛋白が陽性になった場合、尿蛋白と尿中クレアチニンの測定により、尿蛋白/クレアチニン比を算出して評価します。
この尿中蛋白/クレアチニン比が0.50以上の場合、精密検査になる可能性があります。

血尿について

特に女性において、排尿時の痛みや頻尿があれば膀胱炎の可能性が高いです。
男性において、下腹部の痛みや背中の痛みがある場合、尿路結石の可能性があります。
蛋白尿がなく、血尿単独の場合、尿路結石や悪性腫瘍など泌尿器科的な病気の可能性があり、超音波やCTなどで画像診断しておくことをお勧めします。

当院で再検査を行う場合、来院後尿検査はすぐに結果が出ます。時々検査で異常が出て不安な方は是非ご相談下さい。

慢性腎臓病とは

①尿検査(特に蛋白尿)、血液検査、画像診断などで腎臓の障害が明らか。
②腎臓機能低下(GFR60未満)
これらが3か月以上持続する。
慢性腎臓病は、心血管疾患や末期腎不全の重要な危険因子です。

慢性腎臓病の治療にあたっては、まず生活習慣の改善(禁煙、減塩、肥満の改善など)を行うように指導いたします。

慢性腎臓病の方の血圧の管理目標値は130/80以下です。
慢性腎臓病の方のLDLコレステロールの管理目標値は120未満です。
腎臓機能の評価は難しいので、わからない場合は結果を持参してご来院下さい。