どうしても
こんにちは。
名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。
イタリアミラノでは毎日熱戦が繰り広げられていますね。
私は普段はあまりスポーツ観戦をしませんが、オリンピックに限ってはつい見てしまっています。
夜中にTVを流し続けたからでしょうか。
先週辺りからback numberのどうしてもどうしても、という曲が頭を離れなくなってしまいました。
何度も歌詞を見ながら聴いている内に、勝手にアスリートの気分になって、どうしてもどうしても…の辺りになると苦しくなってしまいます。
一度もオリンピックとか、メダルとかいうワードはないのに、これだけ金メダルを熱望している選手を連想させる歌詞は凄いね、さすが安定のback numberだね、と子供とも話しています。
前評判が高くても、当日は一発勝負でようやくメダル圏内に入るか入らないかで…スポーツに限らない事だとは思いますが、上位層は本当に厳しい戦いです。
本番に強い人、弱い人…一発勝負ですからメンタルや運も伴います。
傍から見たらもうよく頑張ったからメダルが取れなくてもいいじゃない、と言ってあげたいけれど、上位層で頑張っている人にとって、結果を残したいと切望するのは自然な流れなんだと思います。
メダルを取った選手が、これまでに何度も何度もやめたいと思った、やめなくて良かった、と言っているのを聞くと、そこには挫折や試練があって、もがいて苦しんで何年もかけて勝ち取ったメダルには、順位以上に価値があります。
連日連戦全て素晴らしいですが、中でもりくりゅうペアのフィギアスケートにはとても心を動かされました。
2人が滑り終わった時に、私も自然に涙が溢れていました。
名古屋というのはアイススケートが盛んで、昔から子供は学校が終わったら大須に集合、なんて事もよくありました。
その後、港区にも邦和スポーツランドができて、スケートに行ったら、誰々が練習していたよ、という話も日常的に聞くようになりました。
中京大のアイススケートをしている子達にクリニックでバイトをしてもらったこともあります。
それぐらい身近なアイススケートですが、実はお金がかかる競技です。
子供の頃からスケートをやっている人の中で、トップまで行ける人は稀の稀で、中でも同じ時代に2人が揃う、ペアで続くということになると奇跡に近いのではないでしょうか。
木原さん、三浦さんが7年前に名古屋で知り合ってペアを組んで逆転して金メダルなんて、地元民としては誉れすぎてもう言葉を超えて、朝から胸がいっぱいになりました。
高橋成美さんは、以前に木原さんとペアを組んでいた方なんですね。
情熱的な解説で素晴らしかったですし、私は授賞式の高橋さんのコメントで
スポーツの中で輝いている2人だけじゃなくって、スポーツをも輝かせてしまった2人
というフレーズに感動しました。
演技が終わってから年下の三浦さんが、静かに木原さんを抱きしめる表情に、聖母の姿を重ねてしまったのは私だけでしょうか。
普段ミスをしない男の人が失敗して、それを支えるというのは本当に大変なことなのに、責めずに寄り添える大人の態度と芯の強さに、何度観ても勇気をもらいます。
木原さんもきっと真面目な方なんでしょうね。
三浦さんへの優しさと、相手を守ろうとする男気が随所に溢れているように感じます。
2人が出会った時からここへ繋がる道があって…
清々しい感動をありがとうと言いたいです。
順位を付けることも、男女を分ける事も今の時代賛否両論ありますけれど、そこにかけていくアスリート達の気持ちの純粋さやスポーツマンシップに則った振る舞いの素晴らしさに触れる度に、どんな形にしろ歴史あるオリンピックが続いて行くことを願わずにはいられません。
戦争が起きて、日々食べることにも困る中でスポーツに打ち込む事はできませんので、戦争とオリンピックは対局にあります。
国籍を超えて人の心を動かす物や尊敬を集める行いは、AIが発達するこれからもきっと変わらないでしょう。
オリンピックを見ながら、各国のリーダーがもっと基本に立ち返って、頑なにならず、力で押さず、平和を希求し協力し合える日が来るといいな、と思います。

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