余命10年
こんにちは。
福澤内科・皮膚科クリニックの皮フ科医 福澤加奈子です。
今日は現在上映中の映画について書きたいと思います。
私は映画館で映画を見るのが子供の時から苦手で、実はこの歳になるまで映画館に行き映画を見たことがほとんどありません。
映画好きの方には怒られてしまうと思うのですが、自分でも理由がよくわからないのです。
強いて言えば、若い頃から極端に怖がりで、周りに他人がいる所で喜怒哀楽を出すのが恥ずかしいという気持ちが大きかったような気がします。
映画館は苦手という私を誰も誘わないこともあり、映画館には行かず、有名な映画はビデオかDVDかテレビの録画で1人で観る、という生活を送ってきました。
そんな私でしたが、映画好きな子供に余命10年は映画館で観た方がよい、と言われ、重い腰を上げささしまの109シネマズ名古屋に行ってきました。
仕事柄、なるべく込み合っていないようにと夜の遅い時間を選び予約しましたが、当日券を買うお客さんで埋まっていました。
映画を観て、やはり・・・
マスクの下の顔を見せられないほど泣いてしまいました。
心に残ったシーンは何ヶ所もありますが、ここでは書きません。
医療系は、とかくドラマチックで大袈裟で辟易する事が多いのですが、今回、とても静かなトーンで患者さん側からの視点がリアルに丁寧に描かれていました。
他人に簡単には伝わらないとどこか諦めたり、本当の事が言えなくて苦しかったり。
患者さんの複雑な胸の内を、上手く切り取る監督もそれを表現できる俳優陣も本当に天才ですね。
コロナはしんどいのですが、負けないで物作りをされている方々の努力の結果はちゃんと形に表れていたように思います。
医師になる前は医療系ドラマも見て、医療系書籍も大量に読んでいた私ですが、実際現場に立ってからはプライベートは医療から離れたいと、そういうものは頑なに目にしないようにしてきました。
でも、こんな私でも素直になれるような、医療ではない部分も素敵で美しい映画でした。
皆さんもハンカチを手にどうぞご覧になってみて下さい。

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