現実逃避
こんにちは。
福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。
気が付けば3月。
梅が咲き沈丁花や水仙の香りが庭一面に広がります。

このところずっと仕事漬けでした。
家にまで仕事のパソコンやiPadを持ち込み、夢でも仕事をしている状態でした。
家事はできないので、コロナ禍でリモート授業になった子供が私の代わりにお料理やお洗濯をしてくれて、何とか家を回す日々。
コロナやワクチンでは、頑張っていても終わりがみえないわ、と思っていたところにロシアのウクライナ侵攻が重なりました。
私がコロナで困った個人や家庭をどんなに助けようとしたところで、それは小さい話で、中国、北朝鮮、ロシアに囲まれた日本は爆弾1つ落とされたら今のウクライナと同じ状況なのかな、と思ったら悲観的になってしまって。
昔、福島第一原発事故の時もそうだったんですけど、辛い場面がテレビで流れるのを繰り返し見ることによって、心がやられる側面もありますよね。
それでも心配で日夜報道を見てしまう行動を止められなくて。
テレビをつけたら女性や子供が泣いていて悲しくなり、現実ではコロナと向き合って、あーこれは駄目だと思い、先週末は全てを投げ捨てて転地療養をしました。
まずは日帰りで三重へ行き、山の空気を吸って、卵を大量に買い込み、翌日は一日中お菓子作りをしていました。
私は色々な産地の卵を買うのが好きなのですが、JAのピンク卵と有精卵を買ってきて、チーズケーキとシフォンケーキとロールケーキを作りました。

今回はチーズケーキのボトムにクルミではなくローストしたピーカンナッツを砕いて入れて、クリームチーズとマスカルポーネチーズを混ぜて、ミスターチーズケーキのレシピにあったトンカ豆で香付けしてみました。
シフォンケーキは濃いめのココアを煮出して作りました。
いただいた栗の甘露煮でマロンのパウンドケーキを作り、シルクスイートでスイートポテトも作りました。

名古屋で買う卵ときっと何かが違うのでしょう。
ピンク卵で作ったロールケーキを裏返したら、とても黄色が濃くてびっくり。
後はバレンタインにチョコレートを作れなかったので、ショコラクランチも作りました。
しばらくお菓子を作る余裕などなかったので、創作意欲がどんどん出てきて何種類でも挑戦したくなってしまいました。
コロナでとても不義理な人間になっていて申し訳なかったので、友達や知人にお菓子を詰め合わせて送りました。
名古屋医療センターの広報誌のドクターよもやま話で、内科医長の中村先生の記事を読み、ワーカホリックの中高年の医者って、私の事?とまとめられた文章に共感した次第ですが、こうしてすぐに遊びに夢中になれる私はきっと仕事中毒ではないですね。
101歳まで生きていた私の祖母は戦争を経験し、夫は亡くなり疎開して納屋で寝た、農業などやったこともなかったのに畑をやって自給自足をした、男性は戦地に取られて死んでいき、優秀だった弟がなくなり母親が大変悲しんだ、戦争は駄目だ、と言い続けていました。
9歳までは歌とピアノとばかりやっていた私に、医師になれと言い続けたのは祖母1人だけでした。
何でも工夫して自分で作る、砂糖や小麦粉は貴重、そんな時代が来るなんで思いたくはないですが、コロナが急に世界を変えてしまったように私たちの明日はわかりません。
核保有国のトップが自分では気付かない病気や脳の老化により、間違って爆弾を投下する事もありうるのです。
一体どうすればよいのでしょう。
結局今のウクライナの人々のように、毎日今出来ることを必死にするしかありません。
ともすれば投げやりな気分になる中、まずは自分の心を健康にする努力をしながら、今出来ることは何かを常に考えています。
現在のコロナの状況ですが、全体としての感染者数は減ってきているものの、まだ若い方への追加接種が進んでいないため家族や知人の誰かから伝染るケースが見受けられます。
以前よりは家族の一人がコロナにかかると全員に波及する傾向が強いです。
愛知県が行っている無料PCR検査について質問を受けることが多いのですが、医師が関わらない民間の検査場では発生届を出して貰えないので、症状がはっきりとある場合は最初から保険が使える発熱外来を利用してください。
一昨日は大きい地震で11年前の3月の東日本大震災を思い出しました。
自然対人間というせめぎあいがある中で、人間同士が戦っているのは、何て無意味なことなのかと思います。
小さい幸せの集合体が国家です。
インフラに携わる方々、国を守るお仕事の方々はプレッシャーがかかる局面ですが身体を壊さないように頑張ってください。

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