発熱外来では

こんにちは。
名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。

 

 

オミクロン株が広がって以来、私はN95マスクとフェイスガードをして院内と院外をバタバタ走り回っています。

発熱の方のお電話への対応、コロナワクチン接種とワクチン予約の対応、ドライブスルーでの検査のお手伝い、パソコン入力、皮膚科医としての本来の仕事の他に仕事量が多すぎて、明るい私でもさすがに過労死するのではないかしら?と思ったりしています。

 

特に1月下旬が酷くて。
10人程しかいないスタッフの3人が家族や友人の濃厚接触者になり常に2人休んでいたので、仕事は夜遅くまで終わらずスタッフも皆疲弊していました。
私も帰宅してこたつでバタッと倒れて寝てしまい、夜中に慌てて起きてまた仕事をするような不規則な生活をしていました。

 

クリニックでは風邪症状を診る感染症BOXは丸2日間埋まってしまい、お電話も断るしかない日々が続きました。
抗原検査キットも仕入れようにも手に入らず、PCRの結果報告も急に一日遅れる事態となり、医療機関として先が見えず不安でした。

 

2月に入り、医療機関に抗原検査キットが優先供給されるようになり、無症状の濃厚接触者を検査する必要がなくなってから、当院の状況は改善しました。
検査数が非常に多い日以外はPCR検査体制も元に戻り、名古屋市中区は感染の一山を超えたことがお電話の状況からわかりました。

 

まん延防止で夜のお店はやっていませんし、会社はリモートなので、今は中区より周辺の地域の家族内感染が多いのかもしれません。

ただ、基礎疾患を持つ高齢者に感染が広がったため、入院病床は今も逼迫していて保健所は調整に苦労されているようです。

コロナ感染者、濃厚接触者、保育園の休園、などで職員が働けないため、大きい病院でも医療を縮小せざるを得ないと聞いています。
どの業界でもマンパワー不足が影を落としています。

 

この1ヶ月で91歳のデイサービスに通う患者様の感染、妊婦の感染、昨年デルタ株に感染した方のオミクロン株の感染、1月にコロナワクチン追加接種をして3週間経った80代の高齢者の感染など、実に様々な方の感染確認をしております。

3回目の追加接種をしても感染するの?という驚きはありましたが、御家族にお話を聞いたところ認知症がありマスクを外してスーパー銭湯でご飯を食べるのがお好きだったとの事で、3日ほどの風邪症状で終わられました。
追加接種は感染を完璧に防ぐものではないものの、重症化を防ぐ効果はあると考えられます。

 

1、2月は受験に絡んだ学生さんの検査依頼もありました。
感染が否定されないと試験や試合を受けられない、と聞くと、未来を決める分岐点ではタイトな日程でも応えたくなるほど、最近の学生さんは可哀想でなりません。

 

ただ、全ての検査の受け入れが出来れば良いのですが、オミクロン感染の数の暴力とクリニックの能力の限界があります。

連休後はまた感染が増えることが懸念されます。
検査をお断りする方、通常通りに診察ができない方、コロナワクチンの予約が前回のようにできない方にはこの場を借りてお詫び申し上げます。

 

誰も悪いことをしている訳ではないのに・・・
皆それぞれの人生を精一杯生きているだけなのに・・・
何で感染してしまうのでしょうか。

 

コロナワクチン接種間隔が前倒しができて、若い人まで追加接種が終わり、町医者でコロナ治療薬が簡単に処方できるようになることを心より願っています。

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