新型コロナウイルスワクチンその2
こんにちは。
名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの院長の福澤良彦です。
先日コロナワクチンのオンライン研修会を視聴した事をお伝えしました。今回はそこで得られたファイザー製薬のワクチン情報につきお知らせします。
まず有効性についてですが、その前に今回のワクチンは発症予防・重症化予防のためのものであり、感染予防の効果を期待するものではないそうです。
皆様もメディアなどで有効性95%というのを見られたことがあるかもしれませんね。この場合の有効性は発症予防に対する有効性のようです。
更に細かい話をすると、重症化に対する有効性は89%で、無症候性感染に対する有効性はデータがない、ということでした。それでもインフルエンザワクチンよりもかなり有効性は高いようです。
接種後どの程度の期間経過すれば効果が期待できるか、という質問には、英文誌に掲載されたグラフを用いて、プラセボを接種した人とワクチンを接種した人とを比較していました。最初の10日間は発症率に差がないものの、その後はみるみると差がついてしまいました。
続いて副反応ですが、多く見られるのは、接種部の痛み、倦怠感、発熱・寒気、頭痛などで、2回目の方が頻度が多くなるそうです。
ただ、今回のワクチンには、子宮頸がんワクチンには含まれていたアジュバントや保存剤は含まれていないということです。
皆様も心配なのはアナフィラキシーだと思いますが、この頻度は20〜40万人に1人で、ハチに刺された時の0.36%よりはずっと少ないようです。
そして、ほとんどはアレルギーのある方におこる、93%は接種後30分以内ということでした。
アレルギーのある方というのは、気管支喘息、花粉症、食物アレルギーなど結構多いですが、アメリカCDCではそういう方にはワクチン接種をしていいとしています。
妊婦さんはと言うと、コロナ感染による重症化リスクが高い、ワクチンが胎盤でブロックされる、動物実験で危険性は報告されていない、アメリカでは女医さんを含めて227人以上の妊婦さんが接種した、などの状況から接種を勧めていました。授乳中の方は、ワクチンが乳腺組織に移行しないので影響はない、とのことです。むしろ、ワクチン接種によりできた抗体が胎盤や乳腺に移行するので、妊婦さんも授乳中の方も良い影響があるとの評価でした。また、男性はワクチンが精液や唾液に検出されていないため問題ない、とのことでした。
長期的副反応ですが、ヒトの細胞内でRNAがDNAに変換することはないため、今回のmRNAワクチンがDNAに組み込まれることはなく、遺伝子とかに影響することはない、そもそもmRNAは細胞内で急速に分解され、動物実験でも10日程度で機能しなくなるそうです。
今回のワクチン接種は強制ではないので最終的には個々の方々の考え方によるかもしれません。
それでも接種しないと発症や重症化のリスクは高いままです。
予防策もずっと続けていかないといけませんし、心理的デメリットもそのままとなります。
私達は副反応への対応もきっちり行っていくことで皆様の不安解消に努めたいと思います。

この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。