行動変容を
名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。
この年末は前年度とは違い、コロナ陽性者をかかえていなかったので、のんびりした年越しとなりました。
ところが、年が明けて一変。
基地から流入のオミクロン株と帰省に伴う県またぎの移動により、全国にコロナが散り陽性者は日々倍増しています。
年末年始に沖縄、広島、山口に行った方は自覚があると思うので、マスクを外して他の方と会食するのは避けて下さい。
1月の3連休も県外移動して、特に感染拡大地域、大都市圏に行かれた方は行動を自粛してください。
オミクロン株は後遺症も少なく重症化しないから良いだろうという気の緩みがあると思いますが、現状の制度ではPCRが陽性になれば、本人のみならず家族は濃厚接触者として2週間ほど社会活動ができなくなり、その損失はとても大きいです。
日本独特の気質もあるのでしょうが、今まで陽性者さんと話した際には感染したことによる社会的制裁がかなりあったと聞いています。
まん延防止となればまた飲食業の皆様の苦しみが増えます。
医療現場では感染が広がり過ぎるとどうなるかと言えば、医療従事者とその家族の感染により人手不足で医療が行えない、という事態が起きます。
年明け診察をしていて、内科では脳梗塞、不整脈、感染症、皮膚科では重症の帯状疱疹が多く、一人一人の診察に時間がかかりました。
そこへコロナが増えスタッフが休むとあってはとても医療が回るはずもありません。
医療従事者などの濃厚接触者の基準、例えば7日目にPCR検査陰性なら働けるといった制度の見直しを早く進めてほしいです。
デルタ株とオミクロン株が違う性質であるならば、柔軟に制度を変えないと、これだけ伝染りやすい以上社会が回らなくなってしまいます。
まだ油断している方がいるかもしれませんが、これからしばらくは行動変容をしてください。
具体的には感染流行地域からまたは感染流行地域への出張、旅行を控える、会社はなるべくリモートに切り替える、大人数での会食は中止する、車などの密な空間でマスクなしで会話を避ける、どうしても必要な場合を除き人との接触を減らす、などです。
喉が痛い、咳が出るなどの風邪症状があったら、2日程会社を休み、PCR検査で陰性を確認してから出勤してください。
抗原検査は高熱の時以外はPCR検査と比較して精度が劣ります。
感染流行地域から戻り、無症状で抗原検査をして陰性だからと油断するのは避けてください。
当院では風邪症状の方は予約制ですので、突然外来におみえになっても現状はお断りさせて頂いています。
また、感染症の急増により検査BOXが埋まり検査が出来ないことが予想されますので、お車でお越しになれる方は(雨の日以外ですが)お電話の時にドライブスルーでの診察も可能な事をお申し出下さい。
院内におみえになる全ての患者様、スタッフへの感染を防ぐため、診察室に入った後で、実は喉が痛くて診察して欲しい、と言われるのだけはおやめ下さい。
症状が軽い時に自分ではこれくらいはいいだろう、と思ってしまったり、コロナと思われたくないから別室に隔離されてまでは診察を受けたくないという方がおみえになるのですが、当院ではどんなに軽い風邪症状でも検査BOXで診察します。
喉を見たり、問診を聞いたりする内に医療従事者が伝染ったり、病院という場所がら高齢で慢性疾患をお持ちの方に伝染ってしまう危険性を理解しご配慮下さい。
皆様の御協力があって、ようやく医療逼迫が防げます。
私たちかかりつけ医は今後高齢者への3回目のコロナワクチン接種を急がねばならず、国から県からコロコロと発表が変わるため準備に追われています。
万が一インフルエンザが流行る時の想定もしているのですが、今シーズンは未接種の方が多いので、コロナと重なったらどうなるかと危惧しています。
まだ接種をしていない方は早目にワクチン接種をお願いします。
オミクロン株の感染力の強さから、結局は年単位でほとんどの方が感染していくことになるのかもしれませんが、今しばらくは行動変容をお願いいたします。


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