アップルパイ作り
こんにちは。
福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。
通勤途中、あさイチにK先生が出ているから見てください、とある皮膚科医から連絡が来ました。
私の車は走行中はテレビが見られないので、停まってテレビを見たら、高校の同級生だったK先生がささくれについての座談会に出ていました。
NHKに出演、素敵ですね!
手のささくれというテーマがとても楽しくて興味深く拝見させていただきました。
ハンドモデルさんの手が綺麗で、つい自分の手の見比べてしまいましたが、今の私の手指はささくれだらけで、皮膚科医として恥ずかしい限りです。
私はこの時期、手がパサパサです。
原因はアップルパイです。

何でアップルパイ?と思う方もみえるでしょうが、私には2大手荒れ原因、というのがあります。
それはアップルパイの生地を作る作業と、長芋を掘る作業です。
勿論、秋冬の乾燥だけでもダメージなんですが、最近は自分の手にとって何が1番いけない行為なのかがわかってきました。
農作業の中で、秋の長芋堀りは長時間土を触って手の脂は全て軍手や土に奪い取られるので、一日で手荒れをしてしまいます。
なので、昔は1本40分ほどかけて根気よく長芋を掘っていましたが、そもそも植えるのをやめてしまいました。
(今ムカゴが出来るのは全て自然に根付いた長芋からです。)

また、アップルパイ作りは私の秋のお決まりの作業です。
子供の受験の時もまさかやる気?・・・と言われながらやっていたのを思い出します。
強力粉と薄力粉とバターをこねていく生地作りの時と手洗いで乾燥するので、何台も作れば作る程手荒れをします。
昔は30kgの紅玉を煮てアップルパイをホールで作って配っていましたが、今は10kg。

コロナの忙しさと疲れで、ホールを焼けない年もありました。
今は作れる時が限られているので、手荒れもほどほどなんですが、私の手荒れ原因は全て趣味によるものです。
当院の院長とナースは予防接種の数が増えるとアルコール消毒で手荒れをする、と言っています。
院長は特に消毒綿を持つ指が荒れるそうです。
何らかの原因で、手の皮脂が奪い取られると、手荒れに繋がってきます。
私の場合、手と指先を使うので、手荒れとささくれはほぼ同時なんですが、ささくれは乾燥の指標のようなものですね。
患者さんの中にはささくれを取ろうとして、指が化膿する方も多いですね。
自分で針を刺したけど上手く膿が抜けなかった、とおっしゃるのですが、排膿する場合タイミングがあり、真っ赤な時はやめて下さい。
黄色くなった時は痛くなく排膿できます。
待っていると自分の排膿力で自然に膿が抜けてしまう事も多いのですが、赤い時には無理に針でつつかないで、自然に腫れが引きそうもなければ医師に相談してください。
私がまだアップルパイを作っていると書いた時点で気付かれた方も多いと思いますが、当院の発熱外来はまだピークを迎えてはいません。
第8波に11月14日から入ってはいますが、院長の予想によるとコロナが爆発的に増えてくるのは11月28日からだそうです。
今はBA5主流でコロナで重症になる方も少ないので、コロナだけを特別視せずに今までインフルエンザを診てきた全ての医療機関で発熱患者さんを診る体制にする事が急務だと思われます。
当院は近くに無料PCR検査場がいくつもあり、そこに症状がある方も検査に行くため、発熱外来を訪れる患者数が抑えられています。
しかしながら、検査機関の少ない地域ではもう通常診療が崩壊しかかっている、入院施設も限りがあるため一杯だと聞いています。
日本は国内旅行を推奨し、今は海外の旅行客も積極的に受け入れています。
海外旅行ではコロナ検査を義務化する国も少なくなり、ポストコロナに世界が向かっている中、変異を次々繰り返すコロナ感染を必要以上に怖がっても、医療だけは別物、と言っても時流に合わない気がしています。
次々と概念が変わるため変化に対応するのがなかなか難しいですけど、病気はコロナだけではありません。
この冬、必要な方に必要な医療が届ける事ができますように。

この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。