台風
こんにちは。
名古屋市中区の福澤内科・皮フ科クリニックの皮膚科医 福澤加奈子です。
月曜日からは台風2号の影響もあり、雨また雨。
雨は嫌いではないですが、台風となると話は別ですね。
今年は地震も多くて天災は怖いです。
私は庭に果樹を植えて収穫を楽しみにしているのですが、今年は2週間ほど前倒しで暑くて梅の実の収穫時期を悩んでしまって。
5月27日。

梅酒にするので青梅でとりたいのですが、内側の方は全て小粒で、高温のためかもう赤くなってしまった実もあります。
どの実を収穫するか、取捨選択するのが辛くなってしまって、大きい実だけ収穫して後は翌週に先送りしてしまいました。
6月2日。
台風で朝から大雨。
心配になって梅の木を見に行きましたが、木の下には落下した梅の実が。
梅の収穫はこの大雨では無理なので、諦めて出勤しました。
クリニックでは、本日は18人のコロナワクチンの予約がありましたが、午後の方を午前に移動したり、来られない方は別日に移動したり、バタバタしました。
午前にいらした患者様達が、会社は14時、15時に終了だとおっしゃっていました。
クリニックはそういう訳にはいかないよね、と言われ、そうですねーと笑う私。
高熱の方やワクチン接種の方は雨の中でもみえますけど、皮膚科はガラガラだったので確かに午後開けていても受診される方は少なさそうです。
相談して交通手段がなくなりそうなスタッフは帰ってもらうことになりました。
私は来院患者さんがいないので、パシフィコ横浜で行われている皮膚科学会のWeb講演を聞くことにしました。
まず興味のあるところで、化粧品による皮膚トラブルの話を聞きました。
ばんたね病院のアレルギー科の矢上晶子先生が、化粧品や毛染め製品などのパッチテストをして詳しく調べていらっしゃるお話なのですが、こうやって原因となる物質が突き止められるのは本当に素晴らしいな、と思いながら拝聴していました。
また、コチニール色素を含む化粧品を使用して感作された後に、コチニール色素を含む飲料、食品を摂取して蕁麻疹やアナフィラキシーを起こす人がいると注意喚起されているのですが、潜在的には報告より多いらしいのでもっと疑って問診しないといけないな、と思いました。
お化粧をする人が低年齢化していますし、動画を見て勉強し海外のお化粧品も注文できる時代です。
魅惑的な赤色はコチニール色素でしか出せないそうですから、お化粧品を試したりして気が付かない内に皮膚から感作してしまっているかもしれません。
その上で、海外からの原料を使ったピンクのマカロンやお菓子など、誰でも口にする機会がありますので、食べたらえっ?呼吸困難?アナフィラキシー、では自分の身に何が起きたかわかりませんよね。
橙から赤色のお化粧品を使った事がある方は、頭の片隅に赤い色素のアレルギーがあることを知っておいてください。
コチニール色素に関する注意喚起

また6月1日に、手掌多汗症に効く塗り薬(アポハイドローション)が発売されたので、その講演も聞きました。
当院でも手汗で悩む方に来週から処方ができるようになります。

台風が去ったら晴れるのでしょうか。
今夜皆様が無事に帰宅できますように。

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